タピオカドリンクで緊急入院？大人気タピオカドリンクの闇を突き止めろ！

2019年中旬、日本の若者で大ブームとなったのがタピオカドリンク。

私もブームに乗ってみたいと思い、コンビニでタピオカミルクティーを買ってみた。

薬剤師という職業柄、どうしても原材料、成分表示を見る癖がある。

ふとこの黒い色は何で着色しているのだろう？

あれタピオカって白色じゃなかったっけ？

と気になり裏面をまじまじ見てみた。

驚きました。

タピオカのあの黒い色はイカスミだったんです。

イカスミってことは甲殻アレルギー持ちの人が飲むと最悪呼吸困難になり救急車で病院沙汰ですよ？

世間の若者達は気づいているのであろうか？

このイカスミ団子ことタピオカミルクティーに行列をついて満面の笑みをこめてインスタへ投稿していることを・・・。

あなた達が片手にもっているのはイカスミ団子ですよ。

実はこのタピオカブームは日本では3回目になるんです。

1992年～：中華料理屋のデザートでよく出る、白いタピオカが入ったタピオカココナッツミルクが大人気となり第一次タピオカブームが到来。

2008年～台湾のブランドから出た黒いタピオカ入りミルクティーが大ヒットとなり第二次タピオカブームが再到来。

そして2019年～女子高生、インスタ映えでタピオカミルクティーの人気が再々到来し第三次タピオカブームが起こる。

 中高生のインスタでも「映える」と話題なタピオカミルクティーを見ない日は無い。

少しタピオカ、甲殻アレルギーについて調べてみたいと思います。

タピオカとは？

タピオカの原料はキャッサバというイモの1種です。正確にはキャッサバの根茎から製造したデンプンのことです。天候、土の状態が悪くても大量生産出来るため世界中で食べられいる食べ物です。このキャッサバには実は有毒なシアン化合物(青酸カリと同一の化合物)が含まれています。海外品のキャッサバはすべて毒処理をして日本に輸入しているため問題はないのですが、それでもフィリピンでは生のキャッサバを食べて死者が出ている事例があります。これを聞くと激安店のタピオカは大丈夫なのか？と不安に感じる部分もありますね。タピオカを食べるのであれば万が一を考慮し日本のみで食べるようにしましょう。

恐るべきタピオカのカロリー

つるんとした食感で一見ヘルシーそうにみえるタピオカ。実はタピオカはカロリー爆弾なんです。

見た目は宝石のように美しいタピオカですがただのデンプンの塊です。

100gの乾燥タピオカのカロリーはなんと355kcal！。タピオカミルクティーとして飲むとカロリーは約400kcal!。大盛ごはん1杯分、ビール中ジョッキ2杯分です。栄養素は100%炭水化物です。ビタミン、ミネラルは製造段階ですべて破壊されてしまいます。これを食後のデザートやおやつ替わりで食べる頻度が多くなると肥満になります。また、台湾のタピオカ店で販売されているタピオカドリンクは日本で販売されているタピオカドリンクよりもかなり甘いと言われ、1杯で1日の砂糖摂取量の上限を超えてしまします。角砂糖に換算すると約28個分。近年、台湾では若年層の糖尿病発症率が急増していると言われていますが、もしかしたらこのタピオカドリンクの影響かもしれませんね。

タピオカ店はぼろ儲け？

タピオカの原価率はたったの10%。タピオカドリンクの値段はおおよそ50円程度。

それを500円で売るわけですからタピオカ店はぼろ儲けですよ。原価率10%のタピオカドリンクに行列を付いて並ぶなんて私には出来ません。

イカスミと甲殻アレルギーって関係あるの？

甲殻アレルギーとはエビ、カニ、シャコなどの甲殻類を摂取したり触れたりすると発症するアレルギーの1種です。症状としては、蕁麻疹、かゆみ、腹痛などがあります。重度の場合になると頻脈、血圧低下、意識障害などのアナフィラキシーショックに陥り命の危険もあります。

甲殻アレルギーの原因物質として挙げられるのが「トロポミオシン」というタンパク質です。このトロポミオシンはイカや、タコの軟体動物にはもちろん、イカスミにも含まれています。

甲殻アレルギー持ちの人はこのイカスミで着色したタピオカを食べると体調不良、重度のアレルギー持ちの人はアナフィラキシーショックになる可能性がありま

 最後に一言

今回はタピオカの甲殻アレルギーについて調べましたが、必ずしも着色にイカスミが使われているとは限らないようです。某コンビニではカラメル色素を使ったタピオカドリンクもありました。甲殻アレルギーの方はスーパーやコンビニで購入される際には裏面の成分表示を確認し、イカスミが入っていないものを購入しましょう。またタピオカ専門店や喫茶店で購入される際は、不安であれば一度店員さんに着色について聞いてみるのもいいかもしれませんね。