幸せホルモン第2弾!セロトニンの出す方法
今回は幸せホルモン第2弾の「セロトニン」の出し方についてです。
第1弾の「オキシトシン」の出し方については前回の記事をご覧になってください。
今回は「セロトニン」の分泌量を増加させる方法をご紹介したいと思います。
セロトニンとは
セロトニンとは私たちの脳内で分泌される神経伝達物質の事です。セロトニンは不安感、恐怖感、ストレスの軽減や、気分や感情のコントロールを調節し、心のバランスを整えるホルモンであり別名「安心のホルモン」とも呼ばれます。現代社会を生き抜くためには必須のホルモンです。
セロトニンが不足するとどうなる?
セロトニンが不足する最も大部分な要因はストレスです。人間はストレスを感じると体内から「コルチゾール」と呼ばれるストレスホルモンが分泌されます。この「コルチゾール」がセロトニン神経を弱らせセロトニンの分泌量を抑制してしまいます。
セロトニンが不足するとうつ病、パニック障害、不安症、不眠、消化機能障害、性欲の低下など私達の生態系に様々な悪影響を及ぼします。
セロトニンを増やす方法
➀ トリプトファンを摂取する
セロトニンを増やすのに1番効果的な方法はトリプトファンを摂取することです。
セロトニンは脳内で生成され分泌されますが、その原料としてトリプトファンが必要になります。
トリプトファンは体内で合成することの出来ない必須アミノ酸の1種です。すなわち食事でしか摂取することが出来ません。トリプトファンを摂取すると日中はセロトニンに変換され、夕方以降は睡眠ホルモンの「メラトニン」に変化します。
このトリプトファンを直接体内に摂取することで幸福ホルモンのセロトニン、睡眠ホルモンのメラトニンの分泌量を増やすことが出来ます。
トリプトファンが多く含まれている食材は
・バナナ
・チーズ
・カツオ
・レバー
・ゴマ
・カシューナッツ
などがあります。トリプトファンを摂取しセロトニンの分泌量を上げストレスに強い身体にしましょう!
② オメガ3を摂取する
青魚、クルミなどに多く含まれている不飽和脂肪酸の1種であるオメガ3。
このオメガ3(DHA,EPA)を摂取すると脳内のセロトニン合成、放出能が上昇する報告があります。推奨量は1日2000mgと言われています。青魚のサバで換算すると約2匹分。
とても毎日サバ2匹は厳しいのでこういう時はサプリメントで補いましょう。
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③ 日光を浴びる
起床してからすぐにカーテンを開けて日光を浴びることにより、夜間分泌していた睡眠ホルモンのメラトニンの分泌が止まり、セロトニンの分泌に切り替わると言われています。まさに日光は目覚めのスイッチですね。
また日光を浴びることにより体内で生成されるビタミンDはセロトニンの分泌量を上昇させると言われています。1日約15分ほど日光を浴びるとビタミンDの生成量が十分になると言われていますが、休日ならまだしも平日には中々時間が取れないところ。
ビタミンDもサプリメントとして販売されているので有効活用しましょう。
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いかがだったでしょうか?
今回は精神を司る幸せホルモンの1種であるセロトニンについてでした。次回は3番目の幸せホルモンの「ドーパミン」について記載したいと思います。